ニュースリリース
【パーク24】「第7回技術経営・イノベーション賞」において「内閣総理大臣賞」を受賞
2019年01月23日
パーク24株式会社(本社:東京都千代田区、社長:西川光一)は、一般社団法人科学技術と経済の会(以下「JATES」)の「第7回技術経営・イノベーション賞」において、IoTを活用した駐車場・カーシェア事業が「内閣総理大臣賞」を受賞しました。
「技術経営・イノベーション賞」は、経済の発展、社会の変革、競争力の向上、福祉の向上、SDGsへの貢献等を飛躍的に実現するイノベーション(変革を起こした新事業)で、事業化され投資や雇用を生み出しつつある優れた取組みを表彰するものです。「内閣総理大臣賞」は、今回より新設された賞であり、当社は記念すべき受賞第一号となります。
当社が内閣総理大臣賞を受賞した内容は下記の通りです。
■事業名
IoTを活用した駐車場・カーシェア事業
■概要
パーク24は、2003年に業界で初めて駐車場精算機をIoT化し、全国のタイムズ駐車場の稼働状況や機器の状態(故障、釣り銭切れなど)の把握、駐車場のゲートやフラップの操作を遠隔で行えるようにしました。これにより、駐車場の無人運営化を促進し、従来の管理体制では不可能であった広範囲かつ多物件(1.7万件)の駐車場の展開に成功しました。
また、IoT化によりクレジットカードや各種電子マネーによる駐車料金の決済、オンラインでの駐車場満空状況の確認が可能となり、駐車場を利用される方の利便性を格段に向上させました。
さらに、2009年にはIoT化した車両(コネクテッドカ―)によるカーシェアリングサービスを開始しました。車両には自社開発した車載器を搭載しており、会員はICカードのみで車のドアロックを解錠できます。この仕組みにより、従来の「車を貸す」サービスにおいて不可欠だった物理的な車の鍵の授受が不要となり、会員になれば好きな時間に好きな場所で車を使うことができるサービスを確立しました。
当社は、この車両を既に展開していた全国のタイムズ駐車場に広く設置(1.1万カ所・2.2万台)し、国内で初めてカーシェアリングサービスを人々の生活に浸透させました(会員103万人)。
※各数値は2018年7月末現在
■選考理由
既存の駐車場運営の再定義と、IoTとビッグデータを活用した革新的なビジネスモデルにより、新たなモビリティサービスを提供し、都市の交通課題の解消に資している。特にシェアリングサービスは、「所有から利用へ」という今のシェアリングエコノミーの流れを作り、顧客から得られる様々なデータは、環境負荷軽減やこれからの新技術開発に大きく貢献する。このように、新たな成長市場創出プロセスの卓抜さと、SDGsにも貢献する社会的意義の大きな事業であると高く評価された。
パーク24はこれからも、いつでもどこでも安心してクルマを利用することができる、ストレスのない快適なクルマ社会の実現に向け、新しいサービスの創出に取組んでまいります。